R15 新築のホームセキュリティ比較|いつ相談する?配線・工事・予算の決め方

新築の間取りや設備を決め始めると、「ホームセキュリティはいつ相談すればよい?」「着工後では遅い?」と迷います。警備会社、ハウスメーカー、電気工事会社の担当範囲も分かりにくいところです。

結論からいうと、間取りと窓・ドアの仕様が固まる前に警備会社へ相談すると、配線、電源、機器の見え方、施工日程を住宅会社と調整しやすくなります。 ただし、着工前でなければ導入できないわけではありません。セコムとALSOKはいずれも、建築途中や完成後の導入に対応できる旨を公式サイトで案内しています。

大切なのは、早く契約することではなく、家族が必要とする機能を決め、両社へ同じ条件で見積もりを依頼することです。この記事では、相談時期、配線と無線、工事、セコム・ALSOKの公式料金例、住宅会社との調整、後付けとの違いを整理します。

目次

先に結論|新築なら間取り確定前の相談が進めやすい

新築のホームセキュリティは、次の順番で進めると比較しやすくなります。

  1. 家族が守りたい場面と通知後の対応を決める
  2. 間取り・開口部が大きく変わる前に警備会社へ相談する
  3. セコムとALSOKへ同じ要望・図面条件で提案を依頼する
  4. 住宅会社を交え、配線・電源・下地・施工分担を確認する
  5. 初期費用、月額、追加工事、5年総額、解約条件を比較する
  6. 引渡し・入居・警備開始の日程をそろえる

設計段階なら配線を壁内へ納めやすく、機器位置も内装と一緒に検討できます。一方、無線機器を使えば完成後でも露出配線を抑えられる場合があります。「今すぐ契約しないと間に合わない」と焦らず、まず[内部リンク候補:新築ホームセキュリティはいつ相談する?](T29)の時期別チェックで現在地を確認してください。

相談時期|建築段階ごとに決めることが違う

セコムが建築関係者向けに公開する導入フローでは、計画段階に図面・立地を基にプランと見積もりを作り、着工前に施主へ説明、上棟後の電気配線工事とほぼ同時期にセキュリティ配線、竣工時に機器取付、入居時に警備開始という流れを示しています。[導入までの流れ/セコム](確認日:2026年9月7日)

建築段階別に決めること

建築段階施主が決めること住宅会社・警備会社と確認すること
土地・基本計画防犯の目的、予算上限対応地域、提携会社、相談窓口
間取り検討警戒したい開口部、在宅時の使い方図面共有、機器候補、概算費用
設計確定前操作器・通知・契約方式配線方式、電源、配管、下地、外観
着工前提案と見積もりの採否施工分担、追加費、工程、責任範囲
上棟・電気工事変更点の確認配線位置、現場打合せ、中間確認
竣工前操作方法、家族の権限機器取付、通信試験、引渡し調整
入居時家族全員の操作練習警備開始日、緊急連絡先、保守窓口

間取りが変われば、窓・扉の数、動線、必要なセンサーも変わります。概算を早く取りすぎた場合は、設計確定後に再見積もりを依頼してください。時期の詳細はT29、本記事では会社・方式・費用の比較を中心にします。

新築時に導入するメリット・注意点

メリットは配線と内装を一緒に考えられること

新築時は、電気計画と同時に電源・配線・配管を検討できます。有線機器の配線を壁や天井内へ納められれば、露出を抑えやすくなります。操作器やセンサーも、家具、カーテン、照明、コンセント、建具と干渉しないか事前に調整できます。

ALSOKも、新築前からハウスメーカーへ相談し、建築時に有線機器を施工すれば配線を壁内へ隠しやすいと案内しています。[新築一戸建て・一軒家の防犯対策/ALSOK](確認日:2026年9月7日)

注意点は住宅設備の打ち合わせに埋もれやすいこと

新築では決める項目が多く、警備会社の機器だけ先に決めると、次の不整合が起きる可能性があります。

  • 窓やドアの仕様変更でセンサー計画が変わる
  • 家具・収納・カーテンと機器が干渉する
  • 警備会社と住宅会社の工事区分が曖昧になる
  • 追加コンセント、配管、下地等が別途費用になる
  • 引渡し日と機器取付・警備開始日が合わない
  • 住宅会社の提携プランだけで他方式を比較しなくなる

新築だから必ず安いわけではありません。壁内配線の施工性が上がる一方、配管・電源・建築側工事や追加機器が増える可能性もあります。住宅本体の見積書と警備会社の見積書を並べ、同じ工事が重複していないか確認します。

配線・無線|見た目だけでなく保守と変更も比べる

有線と無線は、どちらか一方が常に優れているわけではありません。建物構造、機器、施工時期、将来の間取り変更で適性が変わります。

工事・配線の比較

比較点有線中心無線中心契約前の確認
新築時の見た目壁内施工なら露出を抑えやすい配線は少ないが機器は見える完成イメージと取付方法
工事調整電気工事との工程調整が必要後付けしやすい場合がある誰がいつ施工するか
電源機器ごとの電源計画が必要電池式でも主装置等は要確認100V、電池、交換費用
変更・追加配管や予備計画の影響を受ける機器追加に対応しやすい場合増設・移設・交換方法
通信配線経路を設計時に決める建物条件や機器仕様を確認通信方式、障害時の動作
保守配線を含む点検範囲を確認電池交換時期・費用を確認保守対象と利用者負担

セコムの新築導入フローでは、コントローラー等の100V電源や、RC打ち放しの場合の埋め込み配管等を建築側へ求める例があります。具体的な位置や配管仕様は施主が自己判断で施工指示せず、警備会社と設計・施工会社の図面で確定してください。

ALSOKは、建築途中・建築済みのどちらでも導入でき、新築で有線機器を使う場合は工程により配線を目立たなくできること、無線機器で露出を抑えた施工も行うことをFAQで案内しています。着工済みでも、現状で可能な施工方法を確認する価値があります。

セコム・ALSOK比較|新築では同じ図面・条件で見積もる

両社とも、センサーの異常信号を受けて対応するオンラインセキュリティを提供し、新築時の導入を案内しています。しかし、公式の料金例は機器構成が同一ではないため、金額だけで優劣は決められません。

新築で比較する主な項目

比較項目セコムALSOK判断ポイント
主な戸建てサービスセコム・ホームセキュリティNEOHOME ALSOK Connect必要機能を同条件で依頼
新築時の調整計画・着工前・上棟・竣工・入居の流れを公開建築前相談と壁内配線を案内住宅会社との施工分担
契約方式レンタル、買取買取、レンタル、ゼロスタート初期費用と保有予定年数
料金情報戸建てプラン例を公開標準例・4LDK例を公開公式ページ間の額も照合
機器・警戒範囲住居条件による個別提案住居条件による個別提案センサー名でなく範囲を比較
通信・配線新築工程に合わせた配線例あり有線・無線の案内あり電源、配線露出、通信障害
子どもの操作実機で確認操作器・IDキー等を確認帰宅・外出時の操作を試す
警備開始竣工・入居工程と調整工事・引渡しと調整入居日に空白を作らない

比較表を使うときは、「窓センサー○個、火災監視、非常通報、スマートフォン機能」など、自宅で必要な機能を同じ依頼書にします。会社ごとの標準例をそのまま比較すると、機器数やサービス範囲の差が価格差に見えてしまいます。

子どもが先に帰宅する家庭では、警戒解除、誤操作時の連絡、帰宅確認、スマートフォンを持たない場合の操作を実機で確認してください。機能があることと、子どもが毎日迷わず使えることは別です。

料金比較|公式例と個別見積もりを混同しない

2026年9月7日時点の公式料金例を整理します。すべて税込で、同一の機器構成ではありません。

セコムの戸建てプラン料金例

方式月額初期費用5年総額の当サイト試算
機器レンタル8,470円工事料69,960円+保証金20,000円(非課税)578,160円※
機器買取5,390円買取システム料金523,600円847,000円

※レンタルの5年総額は、69,960円+8,470円×60カ月。保証金は契約満了時に返却される公式条件を前提に実質負担から除外しました。契約期間中の支出は保証金を含む598,160円です。[プラン別価格・費用比較一覧/セコム](確認日:2026年9月7日)

ALSOKのHOME ALSOK Connect料金例

ALSOKの料金一覧ページには次の標準例と5年総額が掲載されています。

方式月額初期費用公式掲載の5年総額
買取4,070円工事費47,850円+機器費224,400円516,450円
レンタル7,865円工事費47,850円519,750円
ゼロスタート8,668円0円520,080円

ただし、新築一戸建てページの「一般的な戸建て住宅(4LDK)オンラインセキュリティの例」では、買取4,070円、レンタル8,492円、ゼロスタート9,460円と掲載され、料金一覧ページの月額と一部が異なります。ページごとの機器構成や前提差は公開表示だけでは確定できないため、見積もり時にどちらが自宅条件へ近いか確認してください。[各商品費用・料金比較一覧/ALSOK](確認日:2026年9月7日)[新築一戸建て・一軒家の防犯対策/ALSOK](確認日:2026年9月7日)

費用項目は建築側と警備側に分ける

費用項目主な確認先見積書で確認すること
警備機器警備会社名称、数量、レンタル・買取
警備会社の工事警備会社配線、取付、試験、出張等
電源・配管・下地住宅会社本体工事か追加工事か
月額警備会社基本、通信、有料オプション
保証金セコムのレンタル等金額、返還、中途解約時
保守・電池警備会社無償範囲、交換周期、負担者
変更・追加両社設計変更、増設、再工事
終了・移転警備会社解約、撤去、移設、原状回復

5年総額は「初期費用+月額×60+必須の都度費用」でそろえます。確認できない費用を0円にせず、別欄へ残してください。一般料金の詳しい比較は[内部リンク候補:ホームセキュリティ料金比較](R02)を正本とします。

住宅会社との調整|誰が何を施工するか書面に残す

警備会社へ相談しただけでは、住宅会社の工程へ自動的に反映されるとは限りません。施主、設計者、現場監督、電気工事担当、警備会社の間で、窓口と承認者を決めます。

住宅会社と警備会社への質問

相手質問すること
住宅会社提携警備会社以外も選べるか
住宅会社電源・配管・下地は本体価格か追加費用か
住宅会社図面確定、電気配線、内装仕上げの期限はいつか
住宅会社警備会社が現場へ入る手続きと責任範囲は何か
警備会社いつまでに図面・申込み・配線確定が必要か
警備会社有線・無線を選ぶ理由と将来の増設方法は何か
警備会社建築側へ依頼する電源・配管・下地は何か
警備会社設計変更時の再見積もりと追加費用はどうなるか
両者配線検査、機器取付、通信試験を誰が行うか
両者引渡し日・入居日・警備開始日をどう合わせるか

打ち合わせ後は、変更後の図面番号、見積書の日付、機器数量、施工区分をそろえます。口頭で「対応済み」とせず、住宅会社と警備会社の双方が同じ最新版を見ているか確認してください。

間取り図、住所、センサー位置、長期不在予定などを当サイトへ送る必要はありません。正式相談では、必要な図面を公式窓口へ提出し、利用目的と取扱いを確認してください。

後付けとの違い|完成後でも導入できる

新築時の検討に間に合わなくても、ホームセキュリティを諦める必要はありません。セコムは工事の進行にかかわらず設置できる旨を建築関係者向けFAQで案内し、ALSOKも建築途中・建築済みのどちらでも導入できるとしています。

比較点新築工程と同時完成後の後付け
配線壁内施工を検討しやすい無線や露出を抑える施工を検討
機器位置内装・家具計画と同時調整現在の家具・生活動線から決める
工程住宅会社との調整が増える警備会社中心で進めやすい場合
変更設計変更の影響を受ける完成した住まいを見て判断できる
費用建築側追加工事を含めて確認取付・補修・原状回復等を確認

新築同時施工の利点は美観と工程調整であり、防犯効果や料金の安さを自動的に保証するものではありません。迷う場合は、電源・配管など将来対応だけ住宅会社へ相談し、サービス契約を入居後に決める案もあります。後付け・リフォームの詳しい判断は[内部リンク候補:ホームセキュリティを後付けする方法](T30)で扱います。

見積もり|同じ希望条件を1枚にして依頼する

セコムとALSOKを比較するなら、会社ごとに自由提案を求めるだけでなく、共通条件表を渡します。

見積もり前チェック

  • 守りたい場面:外出中・在宅中・就寝中
  • 必要機能:侵入・火災・非常通報・帰宅確認等
  • 家族構成:子どもが一人で操作するか
  • 契約方式:レンタル・買取・初期費用を抑える方式
  • 予算:初期費用、月額、5年総額の上限
  • 建築日程:図面確定、配線、竣工、引渡し、入居
  • 施工:有線・無線、電源、配管、下地、外観
  • 費用:追加機器、保守、電池、変更、解約、移転
  • 通知後:誰へ連絡し、誰が現地対応するか
  • 契約条件:期間、更新、中途解約、保証

資料請求や見積もりは契約そのものではありません。提案を受けたら、機器の名称ではなく「どの場所・場面を、どの機能で補うか」を照合し、不要な機能は外した場合の再見積もりも確認します。

公式情報を確認する場合は、[新築住宅の防犯対策/セコム]と[新築一戸建て・一軒家の防犯対策/ALSOK]を利用できます。

見積書がそろったら、[内部リンク候補:ホームセキュリティの見積もり比較術](R13)で比較項目を点検してください。

よくある質問

Q1. 新築のホームセキュリティはいつ相談すべきですか?

間取りや開口部が大きく変わる前が調整しやすい時期です。電気配線や内装の前なら、電源・配管・機器位置を住宅会社と検討しやすくなります。ただし着工後や完成後でも導入できます。

Q2. ハウスメーカーの提携警備会社を選ぶ必要がありますか?

契約上の制限は住宅会社ごとに異なります。提携の利点は窓口や工程調整のしやすさですが、料金・機能が自宅に合うとは限りません。他社を選べるか、持込時の施工区分と追加費用を確認してください。

Q3. 有線と無線はどちらがよいですか?

美観、施工時期、建物構造、電源、将来の増設、電池交換を比べます。新築なら有線を壁内へ納めやすい一方、無線は完成後にも対応しやすい場合があります。警備会社と設計者に理由を説明してもらってください。

Q4. 新築ならホームセキュリティ料金は安くなりますか?

必ず安くなるとは限りません。施工しやすくなる場合はありますが、建築側の電源・配管・下地、追加機器などが必要になることもあります。警備会社と住宅会社の費用を合算して比べてください。

Q5. 完成後でもセコムやALSOKを付けられますか?

両社とも完成後の導入が可能と案内しています。無線機器などで配線露出を抑えられる場合がありますが、工事方法と費用は建物・機器で変わります。完成後の現地条件で確認してください。

まとめ|間取り確定前に相談し、契約は比較後に決める

新築のホームセキュリティは、間取り確定前に相談すると配線・電源・機器位置・工事日程を調整しやすくなります。ただし、着工後や完成後でも導入可能です。

セコムとALSOKの公開料金は、機器構成やページの前提が同一ではありません。新築だから安い、掲載例が自宅にも適用されると考えず、同じ図面・機能・契約期間で正式見積もりを確認してください。

まずT29で現在の建築段階を確認し、共通条件表を作ります。次に2社と住宅会社へ相談し、配線・施工区分・初期費用・月額・5年総額・引渡し日を照合するのが次の行動です。

次に読む記事:

  • [内部リンク候補:新築ホームセキュリティはいつ相談する?](T29)
  • [内部リンク候補:ホームセキュリティ料金比較](R02)
  • [内部リンク候補:ホームセキュリティの見積もり比較術](R13)
  • [内部リンク候補:ホームセキュリティを後付けする方法](T30)

著者プロフィール

「まもる君のホームセキュリティ見積帳」運営者。47歳、妻と小学生の子ども2人の4人家族。現在はマンションに住み、過去に戸建てで暮らした経験があります。本人・家族の住居を含め、ホームセキュリティのある暮らしを30年以上経験してきた生活者の視点で、公式情報と経験を分けて発信しています。

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